このところはたくさん漫画を作ろうとガリガリやれているような気がするな~と思ったんですが、まだあんまり出せるものがなくてさみしい。小説家・森見登美彦先生のブログがすごく好きなんですが、その中に、仕事は世に出るまでは無である、っていう一文があって、それを最近よく思い出しています。森見先生のブログはとてもおちゃめで面白くて癒されるので大好きです。何度も読んだ記事でも面白いよ~。ブログだけじゃなくてもちろん小説も大好きなんですが。どこがどう好きかっていうのはいろいろあるけれど、一番ここがっていうのを云うのなら、「恋文の技術」あとがきで書かれてる「教訓を求めるな」の一文に凝縮されている。徹底して物語で、楽しむべきものなのであって、そこに教訓や人生の真実などを感じてくれとか、そういう押しつけがましいところが一切なくて、ほんとに、楽しむべき物語として実際むちゃくちゃ面白い、愉快、なところが最高に好きです。自分はけっこう話に落ちをつけたくなってしまうというか、こういうシーンが描きたい!みたいな動機で漫画を作ってしまうので、森見先生の小説を読んでると、単純に…なんていうの…エンターテイメントというか…面白さだけを詰め込んだ面白さ、みたいなものってあるんだ、みたいな感動があります。感情も動くし場面も印象的なのに、そこには教訓じみたあれこれが全然ない、という、ほかの(自分が読んだ)小説とは全然ちがう印象で、そこが最高にすごいしステキだと思ったのでした。

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