follow me 本当に素晴らしかった。ひとつひとつ全部あげたいくらいだけど、それはとっておいて、胸の中にしまっておいて、それでも書くとするなら、ゲストの菅野よう子さんがピアノメドレー終盤に不意に、会場中のみんなを歌わせた、あのときのことしかない。何度も何度も繰り返し、あの会場にいた人達がひとつのフレーズを歌うことになった。真綾さんのデビューシングル「約束はいらない」から、このフレーズ。

君を 君を 愛してる

心で 見つめている

君を 君を 信じてる

寒い夜も

そのあともライブはしばらく続き、シンガーソングライターが締めた後、the band apartによるまさにこの曲のかっこよすぎるカバー演奏があり、更にアンコールがあり、と盛りだくさんで、何を書いても書ききれない。

でもあのとき、菅野さんが観客に歌を歌う機会を、そしてこのフレーズだったことで、少なくとも私は、真綾さんにあの場で、好きだという心を歌にして伝えることができたと思ったのでした。

あの人から貰う一方になってしまうライブという状況の中に、観客が舞台上のその人に、歌で気持ちを伝える機会を貰えた。この真っ直ぐで純粋で、見返りなど一切求めない、ただ君が好きだと打ち明け伝えるだけの透明なワンフレーズで、舞台上のあの人に、私たちはちゃんと好きだと云うことができたのでした。ありがとう。その機会をくれて。

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